自律神経の働きを整える鍼灸

様々なストレスにさらされやすい現代社会において、多くの人は交感神経過緊張(いらいらしている、

肩こり、腰痛)、副交感神経機能の抑制(疲れやすい、疲れがとれない、体調がよくないなど)の状態

にあります。鍼刺激によって、筋の過緊張の緩和、血液循環の改善、交感神経β受容体系機能の抑

制、交感神経α受容体系気機能の亢進、副交感神経機能亢進が起きます。簡単に言えば、鍼をする

と、肩こり、腰痛などの筋肉がほぐれ、血液循環が良くなり、高まりすぎた交感神経を沈め、機能の低

下している交感神経の働きと副交感神経の働きを高めてくれます。臥位による筋、筋膜への深刺で、
10数秒以上の持続刺激により交感神経反応(β受容体)が起こり、座位、呼気時、浅刺による皮膚、

皮下組織の刺激で即時にリバウンドしない持続的な全身反応(副交感神経反応)が起こります。また

、副交感神経反応は、交感神経反応を高める反応を誘起します。これらの刺激を使い分ける事に

よって効率の良い治療が可能になります。

上記のように自律神経活動が低下している場合は、副交感神経反応を起こす刺鍼から行い、自律神経活動
を高める方向性をつけた後に筋、筋膜の局所刺激を行い症状の改善を目指します。


上記のように自律神経活動が平均範囲内ならば、筋、筋膜への刺鍼を局所へ行い症状の改善を目指し

ます。和田はり灸院では、自律神経のバランスを整え自然治癒力を高めることにより、局所症状の改

善のみならず、病気になりにくい健康な身体を作る事を目標に施術にあたります。