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自律神経の働きを整える鍼灸②「肩が凝って、ぐっすり眠れない人」
自律神経の働きを整える鍼灸①では、HRV(心拍間変異分析)によって得られた結果から
刺鍼方法を選択して行う事を記載しました。今回は、実際の症例からその方法をご紹介しま
す。Aさん(40歳、男)は、最近、仕事が忙しく、肩の凝りが気になり、疲れはたまって
いるのに、ぐっすり眠れないということでご来院になられました。
上記は、施術前のAさんの測定結果です。自律神経活動が低下していて、交感神経が優位に
なっています。この場合、まず副交感神経反応を起こす、浅刺、座位、呼気の刺鍼を行い、
続いて腹部への刺鍼の後で、主訴である肩こりに対する施術を行いました。
上記は、施術後のAさんの測定結果です。自律神経活動も高まり、交感神経優位の状態も改
善されています。Aさんも肩こりが気にならなくなったと喜んでおられました。和田はり灸
院では、鍼灸刺激によって得られる、筋の過緊張の緩和、血液循環の改善の他に自律神経の
働きを整える事に視点を置き、施術に当たっています。自然治癒力を高めて病気になりにく
い健康な身体作りをお手伝いさせていただきます。
*個人情報保護の観点から症例に出てくる人物の性別、年齢などを変更している場合もござ
います。